
リューターをスタンドに置いて、 ミニ旋番風に♪ ロケットペンダントのヒンジ、ちょうつがいのパイプを 削り出しています、楽し♡ 結局、キサゲより、ステンレス定規がピッタリでした笑。

何回かプロセスが定まるまで行きつ戻りつしましたが笑、 最終的にこんな感じのスルンとした外装になりました♪

隕石が乗ってやって来たロケットペンダントにしたいので… 外装はシンプルな水滴型に。 いつもやらないグリーンのハードワックスでトライしてみました。 うん、確かにパープルよりサクサク系♪ こういう大きな彫塑や盛りながら削るときには馴染ませやすいかな。 両面テープを駆使して二型に分けてから切削しています。

その小さな生命の種のような隕石を、 こんな風にそら豆のようにインジェクションワックスでコーティング♪ この隕石のベッドは金で吹きますよ~♪

クッキーとはまたちがうネタもやっております♪ こっちは隕石、シホテアリンというロシアに落っこちてきた鉄質隕石♪ 飛来した隕石や彗星によって水やアミノ酸がもたらされ、 地球に生命が生まれたという夢のあるパンスペルミア説を 下敷きにしたストーリー展開♪

で、最終案。 ブローチピンもスタッドからダブルに変更。 なるべくクッキー石座にしっかり頼って固定する。 裏の問題はちょっとアイディアもあります♪

これは本当は一番やりたい♡荒技♡かっこいい♪ 土鍋からできたクッキーなんだから、 火にかけても大丈夫なハズなのだ! だからクッキーもろともパイプをロー付けしてしまう♪♪ でもちょっとコワイ…もし割ったら泣く。 ウソ笑、泣かないけどさ、 ちょっとやっぱりリスクが高いかな。

これはとっても安心なんだ。 とにかくクッキーは串焼き、串刺しだから。 ただ、トッピング石の石留めの時、クッキー割るかも~! ひえ~!!!

最初に考えていたスタンダードプラン。 でも、思ったよりクッキーの陶器が重くて、 小さな爪に頼れるのか? トッピング石の重さもかかったら…うわ~! ブローチの装着って真横に向く角度で重さかかるだから…

そろそろ腹をくくって組み立て方を決めなくちゃならない(汗)。 これまで、あたまの中でどれにしよっかな?と 考えてきた方法を描き出してみます♪

3匹できあがり♪ これを10金イエローで鋳造してもらいます! たのしみ~♡

とにかくタルカムパウダーを石に、石座内部にしっかり打って、 石がスムーズに(すこしゆるいくらい)出し入れできるように整形していきます。 今ピッタリ、キチキチだと、鋳造上がりでは縮んで入らなくなっちゃう。 もちろん後ですこしは削って調整するのですが、 あまりに入らなすぎると、 逆に元のカタチがどうだったか?ワックスでよませた意味がなくなってしまう。

さてさて、ではインジェクションワックスで石座を着せていきますよー。 うまいこと引っ掛かる場所を見立てながら、爪を付けて…と。

3つのクッキーに合わせて、それぞれ選んでみました。 アンゼリカ、ブラッドオレンジ、ペルシャレーズン…みたい? なんでも美味しそーに見えるわねー(笑)。

天然石の結晶です♡ 麗しー♡ トッピング、どれにしようかな? パーガサイト、アゲート、ペリドット、ルビー、ブラジリアナイト…

丸い爪の内側をクッキーに合わせて削って… わぁい!やっと中に座ってくれました!ふーっ! でもここからが本番じゃ。

基本的に稜線をなぞって鋳造屋さんはゴムを切ってくれていますが、 そのたどった跡も、姿、景色よね♪

量産パーツならではの…パーティングライン。 ゴム型の合わせ目のシームのことですけれど、 それを丁寧にぐるっと一周取っていきます。

デザインを修復♪ 細いポイントが助かる♪

無事、銀になって帰ってきた石座、湯口を処理していきます! 周りに合わせて…

キレイにしたマスターから取ったシリコンの焼きゴム型。 なんともポップ?でキッチュなカラーとフォルムではございますが、 ものすごく抜きがむずかしい長い穴がふんだんにあるやっかいな型を、 取ってくださった鋳造屋さんのスゴイ技術の結晶です。 インジェクションワックス型、ありがたく大切に加工させてもらって、 再度鋳造へGO!

湯玉♪ かわいいケド、見逃さないぞ(笑)。 残しておくと、あとでシリコン型切っちゃったりするから、 イボコロリ。

鋳造屋さんが無事!吹き上げてくれたコレは、 新型のマスターとなります。 湯口を取って、デザインのテクスチャーを復活させて…

量産型の3匹を直すのではなく、 もう一度ワックス原型に戻って修正。 ダイエットさせました。

シルバーになって帰って来た子たちは、う~ん(汗)ちょっと重い。 なので、なみなみの中も抜いてしまおう!ということに。 石座の中がすのこ状になってしまうけど、 クッキーはなんとか座ってくれるだろう…願。

石座のふちに爪を立てて、3匹分できあがり! 次はシルバーになって帰ってきます♪

ついでにネームもいれちゃおう… 楔形文字風♪

スパチュラーも工程に合わせて、いろいろ変えて…

それぞれのクッキーの形に合わせて、石座を加工していきます。 インジェクションワックスはベタベタしてホコリもつきやすいし、 ハードワックスよりドキドキする~。

原型鋳造の工程で、石膏が割れるかも… という危険個所(なみなみの奥)があるため、 まきこみの危険アリだな~と言う鋳造屋さんと相談して、 マスターワックス型から直接シリコンゴムを取ることにしました。 で、常温硬化の液ゴムからインジェクションワックスに。

チップス?(笑)こっちも食べ物っぽいぞ。 食い意地はってんのね、わたし♪

なみなみの奥はクッキーの座なので、 貫通せず、その手前までの彫り込みです。

こんな風にパコン!と入る♪

厚みは一番薄いところで0.8mmで統一。 マスターなのでこれからの縮み込みです。

クッキーの入る座をもんでいきます。 それぞれ形が違うので、 あとで(量産型のワックスで)カスタマイズするとして、 マスターは少し小さめの正円にします。 クロスハッチングの手法でシャカシャカ。 久しぶりにやったよ、コレすごい楽し♪

ダイヤモンドポイントのハンドワークで、 紙のようなテクスチャーがつかないかな? 裏のなみなみに連動した 紙らしい、ちょっとしたうねりも。 こうやって、表裏の表情の違いに一工夫加えると、 大きな場面の金属になった時に目が飽きないかなぁと思って♪

ディテールはスパチュラーで♡

ワックスを丸く切り取って、 やすりで効率よくなみなみの形を削り出して…

クッキーの缶の中に入ってるグラシン紙の段ボール。 これをデザインに取り込もうと思います♪

クッキーをのせる‘座’作り。 リスクが少なそうで(笑)、 ちょっと楽し い雰囲気を演出できそうなA案でおためしします。

三匹勢ぞろいで、参考になったおやつの先輩といっしょにね。 これからもっと美味しくなっていきましょう。 タイトルはCookie Cookieにします。

このぐらいほんのりとした浅いレリーフもいいな。 陶器の肌が優しく光を受け止めてくれて。

ローレリーフのタイプ。 大きめのラウンドボールで浅くカーヴィング。 エッジはシャープにすっきりと…。

この陶器の素材はディテールも 割れずに崩れずに維持できるようです。 いつもいじっているワックスとは異なった噛みごたえで、面白い♪

搾り出し風のかたちもやってみます。

カーヴィングだとすぐスパチュラー(waxは)で…といういつものパターンがきかず、 手じゃなくて電動工具で細部を出し切らなきゃならないのか~とやっと気づく(笑)。

ダイヤモンドヤスリで荒出しした後、ダイヤモンドポイントでくぼみをホリホリ…。

おまんじゅうのように形づ くった後、モウレツラフにお絵描き♪

土鍋のふたからダイヤモンドディスクで切り出し! へーっ!けっこう切れるもんなんだ(笑)。サクサク♪

陶器参戦!! キッチン三角コーナーにビニールをかけたハウスで粉塵対策♪

続いて、3個。 だんだん手順が安定してきました。

やっと一個完成♪ふー! 大きい正四面体を形作るところで、アウトラインが食い込みすぎてたりして、 この一個目は、修正にワックスペンも使いました。 結構まともに苦戦したよ~(笑)

下を向いているもうひとつの大きい正四面体の先端をいじるところまできたので、 切り離し…何度も落っことしながら、

上にトンガリを向けてる大きい正四面体になるように、つなげていきます。

一番上の小さい正四面体を削り出してみて… これが、一単位になるわけね…ふむふむ

自分なりに分かりやすい彫りあげる手順を模索。 まず、上面図のアウトラインを決め たらいいんじゃないかな…。

正四面体がふたつ合わさった星の立体を彫ってみようと思います。

これは1stのじゃないんだけど、 ちょっとウォームアップでやってみます。

一昨日はつみちゃんが絵を描きに来たときに 見てもらった子がもう散っています。 今彫っているワックスの上に 黄色い、ちょっとしめったパラシュートの花びらが落ちてくる。

わたしはひよこと呼んでいます。 ふわふわで完璧なスフィア。 よく出来てるなーと毎年思います。 初夏から秋口にかけて三回も咲く年もあるから、ハラハラします。 疲れちゃうよ~とか、 今年でおしまいのつもりなの?とか…。

作業机の上が花盛りになりました♪






石が好きです。
今、お気に入りはピンクファイアークォーツ。
若干のいまさら感が否めないのは、
2005年のツーソンミネラルショーで
初めて紹介されてさんざん注目された石だった
らしいからなのですが、当時の私は
あんまり石に興味がなくてまったく知らず…。
ブラジルの牧場で家主がたまたま見つけたとかで、
産出もその時30kg程度しかなくて、
その後見つかってないそうですから、
なかなか現物にお目にかかれなくなってからの
出会いになってしまいました。
当時、インクルージョンはコーベライト
であると言われていたそうですが、
最近ではヘマタイト説が有力なようです。
確かによくみると、
スレート状の六角形!
大きさは針の先と一円玉ほども違うのに、
ルチルクォーツの板状のヘマタイトと
同じカタチと思ったら、なんだか
嬉しくなりました。
同じヘマタイトのインクルージョンなのに、
ピンクのアベンチュレッセンスが
出るのは、ここでうまれた石だけ
っていうのが、
自然ってトリッキーだなと
思います。


