木の枝のうねりや伸び方が好き
木の皮の溝に広がる、苔。
かべ一面を覆う、ベタベタしたはっぱ。
わたしの大好物
防音室付き
KANA
象牙や翡翠の模造品として作られた、昔のベークライト製ジュエリーを集めています。
シダ植物の美しさ
植物や生き物から見せてもらった、心にとまったおもしろいことなど、ジュエリーに落とし込んでつくっています。
自分の中のピントがあった瞬間のトキメキを、身に着けてくださる方と共有できたら、幸せです。
制作の軌跡
ひとつひとつチタンのネックレスになさぎをセットしてロウ付けしていきます。
さなぎがミジンコみたい きっともとは同じなんだろう
ネックレスのフックも削って作り出します。 心地良くバネ性があってかっちりくるってなかなか出来ないもんだな。。
金のヘタも鋳造あがりました。組み立て楽しみです!!
チタンのワイヤーを叩いて、ネックレスをつくります。 かたちつくるの難しいなぁ。 先生にとっても助けていただきました。
餃子じゃあ、ありません!
ラフな無骨なやつ。
チタンは硬いので、グラインダーでラフカットします。
生き物のそばにおいて馴染めば、自分の中でオッケーを出す。 まだまだだな。。。。
清く正しく美しく
構造色をもつひと、こんなにいっぱいいた。 自分の見てこなかった世界で、ずっとずっと美しいことが行われている。
最初に私にヒントを与えてくれたモルフォ蝶。 森の宝石っていわれるだけある。 美しいブルーの構造色。
オオゴマダラの成虫。 いやー、でかいでかい!
先生が多摩動物公園にいっぱい蝶々見られるよ♪ と教えてくださったので行ってみた。 オオゴマダラの幼虫と黄金のさなぎ。 ほう、こんなキレイなひといるんだ。 沖縄などあったかいところに住んでいるらしい。
お風呂で頭を洗っているときに思い出した。 あのさなぎ。。 ギラギラとメタリックに輝く、あのさなぎ。 目に焼き付いて離れない。 いま思えば構造色だったんだ。 そうだ、あのひとをつくりたい。
カットできた。 かたちづくりの前に、ちょっとバーナー当てて構造色がみてみたーい!! 黄色が紫になって、キレイな青が出てきた。 ここで火をストップ。 まあ、なんて なんて美しいのだろう。
お噂はかねがねですが こんなにも硬いなんて。。 硬度6だもん。笑 もっている糸鋸ではいつまでたっても終わらないので、ホームセンターでステンレス用のノコ刃をゲット♪ それでもカットだけで2日もかかってしまいました。
直径30㎜の丸棒をまずカットしてみよう! 硬いとは聞いているが、実際どうかな?
アルミニウムはいけそう。 着色もできるし。 ただ白っぽい地金の色と軽さが作りたいものに合うかどうか。。 チタンも試してみよう。
私のつくろうとしているかたちはシルバーでは重すぎるかもしれないということで アルミニウムとかチタンで試してみることになった。
肉を足していくことと 肉を削ぎ落していくこと 当たりまえのことですが 反対の方法で同じ表現できるんだと今更気づく。 同じ表現だけれど光と影くらいの差を感じた。
無機質で正確な棚構造を作ってみるという段階で、 私には考えの及ばないアイデアを先生から頂き、作業を進めていきました。 その作業中に なぜかこの溝に 妙にトキメキを感じてしまった。
上からみた画。 上からの印象は、わりと機械的なイメージ。 こんなのが連なって、一つのかたちを表現したらパワフルかも・・・ でも、どうしよう。。 もうちょっともうちょっと。。。
鋳造無事にあがりました。 ありがとうございます! 横から見た画。 ゆらゆらと植物のよう。
この細かい棚構造のキャストができるのか、試しに鋳造してもらいにいきました。
マクロでみるとウロコはゆらめている。 取り入れてみよーっと!
リングのアームは、どんなデザインにしよう。 きっと薄くて、ゆらゆらしてるのかな。 それとももっと無機質な感じかもしれない。
指の間から、わりと直線的にでていたら美しいかも。 うんと薄くて、純金みたいな濃い金色で。 古代エジプトの時代のジュエリーみたいに。
こんな風に棚構造が連なって、不規則にいろんな高さがあって、青の色にみえるみたい。 これをジュエリーのカタチに落とし込む。 いろんなイメージが、やりたいことが交差してしまい、まとめるのが難しい。
小さい棚構造をつくるぞ。
好きな公園を散歩中、へんな模様の丸太を見つけた。 わー、きれい! これは写真に収めなくては! まあちゃんが言うには、虫が這って食い尽くした跡だよって。 げっ!!!
もう見えてないですよね? PHOTO BY HATSUMI
足がなんたってへにょんへにょんなんで、、、 PHOTO BY HATSUMI
と、とりあえず逃げますね。 PHOTO BY HATSUMI
あ、見つかったし。。。 PHOTO BY HATSUMI
先生と初美ちゃんに見せたら、おもしろがってくれて 遊んでくれた。笑 生きてるとかいって。 初美ちゃんのステキなラブラドライトとコラボ。 ラブラドライトも構造色だ! PHOTO BY HATSUMI
いろいろと探っていく中で出会った、構造色。 青い色素をもっていないけれど、 構造によって青く見えるらしい。 へえ、そんな面白いこと自然はやっちゃってるんだ! 構造色の代表、モルフォ蝶の構造をまねて、シートワックスでつくってみた。 なんかウケる(笑)
アオのジュエリー アオってなんだったけ? ジュエリーってなんだろう・・・
期限までに予定の半分もできなくて、期間を頂き、やっとこさできた。 ん?できたのか? よく先生が充分に味わいきったかということを問うてきてくださる。 わたし、わからない。 ここを乗り越えないとずっと終わらせてあげることができない。 堂々巡りのループ。
ピアスも作ってみました。 バロックパールとかダイヤモンドの原石が先にくっついています。 いろいろくっついてのハーモニー。
カラーチェンジガーネットをちりばめて。 光の当たり具合で赤っぽく見える不思議な石。
角度を変えて♪
しゅっとした繊細な先生の手に着けさせてもらいました。 なんだかいいかも♪
第3の手さまのおかげでなんとかろう付けできました。 こちらはk10の三色タイプ。
留まった。 全部の色味がマッチしてる♪
フチを攻めるには、この鏨は大きすぎる。
コツコツとそっと、石を割らないように。。。。
石屋さんに行っていろいろ見せてもらったけど、先生の教えてくださったとおり、シャンパンガーネットが一番合うと私も思った。 少しだけピンクがかった美しい色。 このぐらいの深さでね、と先生。 すぐ忘却しちゃうから、写真にとっておこう。 さあ、留めるぜ。
なんとか留まってくれた。 このリングの腕部分あまり評判はよくなかったけど、私は好きなんだ。 どこかに好きって思ってくれる人がいるのかな?
石留めはたのしいなぁ。
お次は、アゲートの周りに小さな石をセットするバージョンだ。 なんの石にしようか検討もつかなかったけど、先生がシャンパンガーネットとかステキだと思うよってアドバイスくださった。 まずはアゲートを留めて! さあ、石屋さんにみにいかなくちゃ。
だんだんリングになってきたぞ。
プレゼンテーションのとき、先生やみんなから全部アゲートでつくってもいいんじゃない?ってアドバイスを頂いて、 凝り固まった自分に気付く。 アゲートくり抜いたら、かおのおでまし。 こんにちは。 さあ、これからリングに成形だ。
発掘作業の残骸。
わー!!隊長!古代の指輪みつけました!
削ったアゲートを石留めして、ヤニから取り出します。 発掘作業みたいでたのしいな。 うちのおばあちゃんは、発掘のバイトをしていたので、おばあちゃんこんな気持ちだったのかなと。。
鋳造から上がって、k10に。 あら、形が曲がってしまったな。。 これじゃ指はいんないよ。。 支えをいれておくべきだった。
染色体みたいなパーツをつなげてリングに。 裏抜きしたフチをとろめかしてみよう。
ジャガイモみたいなぼこぼこした表面で、、、とか細かいところばかりイメージが先行して、かたちにならない。 かたちにするって作り手にとって一番楽しいところなんだろうと思うけど、私はいつも苦しさしかない。 先生に助けてもらってイメージを絞っていった。 ランの茎とか多肉植物とかそんなイメージでと落ち着いた。
全体の像は決まったけれど、 肝心のそれぞれのリングのデザインについてかんがえる。 うーん。描くだけではどれもピンときてない。 明確のイメージがないときは、手を動かして探るしかない。
第2タームスタート! 3 or 6 私は6で行こう。 はじめに考えたのは、 パズルみたいな6角形リングの集合体。 それぞれ違うけれど、つながっている??とか。 そんなニュアンス。。
影きれいだな。
Ψ(`∀´)Ψ
オパールって角度でこんなに色が変るんだ。。 いまさらながら感動してます。
小さなダイアモンドを留めた。 主張しすぎないけれど、たしかに輝く感じがいい♪
溝を埋めるパターンで豆を割ってしまった子たち。 ごめんね。。 今回も失敗しちゃったけど、次のステップに進むための大切なプロセス。 感覚、ちょっとずつだけど掴めてきた。
譲り合った豆どおしの間を、 銀を溶かしながら埋めていく作業。 火のあんばいを感じとらなければ、豆たちが割れてしまう。
マイ作業机がいつの間にか、こんなに傷だらけ。。 ものは大切にしないといけません。反省。 星空っぽくてキレイなんだけど☆
刻印を打ったシートも貼り付けた。 刻印を入れると、小さなオブジェがジュエリーになるんだ。
鋳造から上がった豆たちを火でとろめかした。 火の力を借りて、 私の意志も少しだけ加えさせてもらって、 いい感じの造形になってくれた。 なんか、真ん中のポチってしたところに石留めたくなっちゃうな。
鋳造から上がった☆ ちゃんと収まってくれてありがとう♪
ちいさいのもできてきた。 これをとろめかすの楽しみ♪
昔にいただいて、 しまっておいた古いマッチ箱を まめのストック入れにした。 いいお家できました。
火を使うことにこだわってみたくて、白磁の作品はあきらめたけど、 強そうな土鍋でいろいろと練ってみる。 三角をウロコみたいにつけてみたりとか考えていたな 笑
これなんて、土からつくろうとしていた。 磁器の焼成が大変みたいなのでやめたんだけど。
こっちは、透かしドットでとか。
まめつぶのジュエリーが出来る前、 はじめのネタを振り返ってみる。 白磁とk18で、こんなやつつくろうと思っていたっけ。 火をあてて、k18をトロトロにして。。なんて 笑
ピンはいろいろ悩んだけど、パイプを使った、ごくシンプルなデザインと構造にした。 重さのことも考え、先生のアドバイスでダブルピンに。 シンプルで、機能的に。 ピンのおさまりがスムーズになるよう、細かい角度の調節を。 使う人のことを考えて。
ブローチの金具について考える。 ごつごつしたこの裏の感じが好きだから、 これを目立たせるようなシンプルなものにするのか、はたまた一体化したようなデザインを追っていくのか。。。 機能性とデザイン。 ジュエリーをつくっていくって本当に考えることがいっぱいある。
ファイヤー!を繰り返し、なんとかいい感じの質感と、 フレームがまめたちに添うようになってくれて、ほっ。 自分の納得するかたちにもっていくことは大変だったが、同時に楽しかった。 さあ、裏の仕事に取り掛かろう。